分かち合い「成果」

バック・トゥ・ベーシックスは日本語版が2016年秋に出版され、翌2017年よりアディクション・セミナー in YOKOHAMAに参加しています。参加者に配布される資料集に掲載した「B2Bを体験した人たちの分かち合い」を許可を得て掲載します。最初はアルコホーリクのけいすけさんです。

「成果」

2016年12月現在、私のB2Bへの取組は3クール目になります。AA初期のプログラムに興味があった事から参加を決めたのですが、最初はそこで何が行われているか、全く分からない状態からスタートしました。もちろん、スポンサーに相談した上で参加を決めたのですが、B2Bのプログラムに造詣の深い私のスポンサーは、私にとって今更と思える内容かも知れない事、それでも興味があるならやって見る価値はある事を伝えてくれました。

B2Bをはじめて直ぐに、スポンサーとのステップの受け渡しが一通り終わり、その最後に「これからはあなたも伝える立場」になって欲しいと言われた一言が深い印象となって今でも残っています。

私にAAのプログラムを他の誰かに伝える事が出来るのだろうか?

難解なビックブックを分かち合う事が出来るのだろうか?

その時は、全く自信はありませんでした。

B2Bに参加して、そのヒントがB2Bのプログラムにある事を知りました。12のステップの実践方法を簡潔かつ端的にまとめ上げた、貴重なプログラムがそこにありました。これに、10年以上アルコール依存性で苦しんだ自分の体験を加味する事で、私にも何かを伝えられるのではないか、と感じる事が出来ました。B2Bはビギナーズ・ミーティングと称しておりますが、ビギナーだけでは無くステップを経験した方が持っている知識・体験を再確認し、必要があれば修正する絶好の機会だと思います。

複数回参加することで、その都度気に掛かった事や自己流の理解を潰していく事が出来ます。

仲間の話から、経験を重ねる事で断片的だったステップやビックブックへの理解が深まり、体系だった骨組に徐々に理解出来る事を加えて頂いた事が、私にとっての大きな成果になりました。まだ、私はその仲間のレベルまでは行っておりませんが。

初期のアメリカのAAでは、4日程度でこのプログラムを終え、多くの人が救われたと言います。

AAのステップへの入り口は、シンプルで分かりやすく取り組みやすい方法が理想的だと私は思います。 先ずは、全体感をある程度把握して、それから個別の理解を得ていく手法が有効なのではないでしょうか。アルコールや他の何物とも闘う事を止めた私達には、難しい事を学ぶ時間は充分あるはずです。

もう一つ、今まで何気なく通り過ぎてしまっていた「意欲と正直さと開かれた心」、このキーワードがあってこそ、回復がはじまる事を再認識させられた事もまた、大きな成果となっています。

日々のお祈りと黙想の中で、分かち合いの前に、何か行動を起こす前に、このキーワードを自分自身に問いかけつつ、少しづつでも前に進んで行きたいと思います。

アルコホーリク けいすけ(四谷ビッグブックG)

2020-05-15体験記